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2019.2.16報告「江戸川区・語り部カフェ」で講演

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【講演会の報告】 

第11回「江戸川・原爆語り部カフェ」  
日時:2月16日(土) 14 時〜15 時30分
場所:レストラン伊太利庵(江戸川区中葛西)
※チラシ第11回 江戸川・原爆の語り部カフェ.pdfをご覧ください。

月1度、江戸川区のレストランで開催されている、被爆体験を聴く会に呼んでいただきました。主催は編集者のK.Mさん。「原爆の話をもっと聞きたいと思っても、聞く場がないのが現状です。ちゃぶ台を囲む感じで、当時の話を聞いてみませんか?」という呼びかけのもと、2018年4月にスタートした江戸川区・語り部カフェ。第1部では被爆証言、第2部では原爆について知るミニ講座という2部構成。私は後半30分、「被爆樹木」について話す機会をいただきました。

まずは私が被爆樹木をテーマに発信を続ける理由について。被爆二世の従兄をガンで亡くしたこと。小学校教諭だった従兄が被爆樹木をテーマに平和の歌を残していたこと。そして、被爆樹木の代表、広島城のユーカリ、長崎・山王神社のクスノキの被爆直後と現在の様子を見比べながら「被爆樹木とは何か?」。最も伝えたい「その木の下で何が起こったのか?」は、木が立つ場所の被爆当時を描いた原爆の絵を用いながら、また、木の所有者である被爆者の方々から聴いた体験を伝えました。

前半の講演は戦争体験の伝承者、Iさん。いつもの語り部カフェでは被爆者が自ら被爆証言されるのですが、今回は若い女性、Iさんが平田忠道さん(1930 年生まれ・広島で被爆)の被爆体験を語られました。「伝承者」の多くは戦争を経験していません。体験者から話を聞き取り、話し方や朗読技術などの研修を受けて、被爆者の被爆体験を話します。Iさんは国立市が立ち上げた「くにたち原爆・戦争体験伝承者育成プロジェクト」で勉強をなさった方です。戦争、原爆を知らない私たちがどう伝承し、発信していくのか、参考になりました。

語り部カフェのあと、歩いて5分ほどの公園へ、江戸川原爆犠牲者追悼碑に参加者のみなさんとお参りに。園内には被爆アオギリ2世が立っています。上写真をご覧ください。被爆したアオギリの種から苗木を育て、植えられた木を「被爆アオギリ2世」と言います。幹や枝が緑色なのが特徴です。広島平和公園内にある被爆したアオギリは幹は茶色く、大きなウロ(穴)があいています(下写真)。
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主催のK.Mさんは『カウンターの向こうの8月6日』をつくられた編集者さん。著者は広島のバー、スワロウテイルで毎月6日、「被爆体験者の証言の会(語り部の会)」を続けられた冨恵洋次郎さん。この本の出版前に、肺がんにより37歳で亡くなられました。スワロウテイルでの語り部の会は今も続き、Mさんは東京で、冨恵さんの意思を継ぐように語り部カフェを始められたのです。これからも毎月、葛西駅から徒歩5分のイタリアンで続けられます。 



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