白幡のイチョウ Gingko in Fukushima
誰もをあたたかく包みこむ
母なるイチョウ
![s-IMG_4511 Gingko main shinchi.jpg](http://rieko-sugihara.com/photo_essay/assets_c/2013/11/s-IMG_4511%20Gingko%20main%20shinchi-thumb-280x420-614.jpg)
![s-IMG_4608Gingko all shinchi.jpg](http://rieko-sugihara.com/photo_essay/assets_c/2013/11/s-IMG_4608Gingko%20all%20shinchi-thumb-280x420-617.jpg)
![s-IMG_4518 Gingko up shinchi.jpg](http://rieko-sugihara.com/photo_essay/assets_c/2013/11/s-IMG_4518%20Gingko%20up%20shinchi-thumb-280x420-620.jpg)
![s-IMG_4514Gingko hikari shinchi.jpg](http://rieko-sugihara.com/photo_essay/assets_c/2013/11/s-IMG_4514Gingko%20hikari%20shinchi-thumb-280x420-623.jpg)
小さな赤い鳥居を前にして、大きなイチョウが立っていました。幹はふっくらとして、乳柱も丸みをおびて、ほっとあたたかな雰囲気があります。かつて伊達政宗がこの辺りに進攻した時、イチョウのムチを地面に逆さに差したものが根づいたという伝説がありますが、勇ましさより母性的な包容力を感じる大樹です。そばには不思議な茂みがあり、規則正しく植えられた細い枝のイチョウ並木。その茂みの中に入ると、異次元へのトンネルをくぐってしまいそうで慌てて飛び出しました。秋には金色に染まるイチョウの時空。この世に生まれた誰をも包みこむ、優しい優しいイチョウです。福島の人々が抱えていく未来に、安らぎと希望とをくれる存在になっていてほしいと願います。
◎樹種/イチョウ(イチョウ科)
◎樹齢/約240年
◎樹高/約23m
◎幹周り/約3.8m
◎所在地/福島県相馬郡新地町駒ヶ嶺白幡
(2011年9月現在)