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2017.8.9 小学生向け「原爆からよみがえったヒロシマの木のおはなし」in 東広島市立中央図書

IMG_2066OK_R.JPG 【講演会のお知らせ】 
東広島市立中央図書館 主催
「原爆からよみがえったヒロシマの木のおはなし」
小学生のみなさんを対象に、「ヒロシマの木」のお話をします。夏休み、平和について考えてみませんか?

1945年8月6日8時15分、原爆でヒロシマの町は壊滅(かいめつ)しました。しかし、翌年の春ふたたび芽を吹き返し、今も生きている木があるのを知っていますか? 多くの「ヒロシマの木」には、被爆の傷あとを残っているんですよ。木の1本1本に、木のそばで生きてこられた人々の悲しい記憶(きおく)、復興(ふっこう)への希望がきざまれています。写真をお見せしながら、広島の木について、お話しします。
・イチョウの木の下でおこったことは?
・被爆した木の特ちょう(やけどのあと、ウロ、きれつなど)
・焼け野原に花が咲いた! カンナ、キョウチクトウ、アサガオ、ボタン(写真:本きょう寺)など。

▼日時:8月9日(火)14時〜15時30分
▼場所:東広島市立中央図書館 1階 読書活動室
東広島市西条中央7ー25ー11
▼講師:杉原梨江子(文筆家 ・『被爆樹巡礼』著者)
▼対象;小学生(保護者の参加可)
▼参加費:無料
▼主催:東広島市立中央図書館

【お問合せ】.
ライブラリー・トークのご予約、お問い合わせは「東広島市立中央図書館」へお願いいたします。電話番号はホームページをご覧ください。https://lib.city.higashihiroshima.hiroshima.jp 

【チラシをご覧ください】20170629_Higashihiroshima Chirashi.pdf


 8月9日【「ヒロシマの木のおはなし」報告します!】  
◎参加者:36人(幼稚園の年長さんから中学1年生まで。保護者同伴OK)
◎お土産:「被爆アオギリの種」(協力/広島市緑生課) 

お酒の里、西条市にある図書館で行いました。
子供たちにわかりやすく、しっかりと伝えたいと思い、こんな流れで話しました。

1)木を通して、私がいちばん伝えたいこと。心にとめてほしいこと。
2)DVDを見ました「ヒロシマの記憶―植物の被爆」
3)原爆を生きのびた、ヒロシマの木のとくちょう 
4)ヒバクシャのお話とともに伝える木(安楽寺のイチョウ、宝勝院のツバキなど)
5)原爆映像:1945年10月に咲いたアサガオの花
6)生きる力をくれる花たち(カンナ、キョウチクトウ、ハマユウ、サルスベリ、サクラなど)
 
※5)原爆映像:1945年9月、日本映画社が学術調査団に同行して撮影した白黒フィルムより。翌年、米国に没収され、20年後の1967年に日本に返還された「幻の原爆映像」と呼ばれています。

途中、5分の休けいをはさんで、1時間30分、みなさん、しっかりと聴いてくれました。広島市の地図を1人1枚ずつ渡し、それぞれの木が原爆ドームからどれくらい離れているか、確認しながら、木の映像を見てもらいました。

★講演会場(下写真)には、私の本「被爆樹巡礼」のほか、原爆に関する本、植物についての本など、たくさんの絵本や児童書をご用意してくださっていました。

20170809_122049_R2.jpg20170809_121923_R.jpg20170809_122804_R.jpg20170809_115305_R.jpg20170809_122011_R.jpg























お土産を渡しました♪ 
「被爆アオギリの種」と「ユーカリの葉」を持って帰っていただきました。種は、司書のYさんが広島市緑生課にお願いをしてくださったのです。ユーカリの葉は広島城まで取りに行ってくださいました!

被爆アオギリの種セット、参加してくださった皆さんに「平和の種」が行き渡ったはずです。下は幼稚園の年長さんから、中学1年生まで。1人1人の心に響いた「木」の話が育っていくといいな。単に、「あの焼け野原から芽吹いたよ、すごいね」だけじゃなくて、「木」と一緒に話した、被爆者の方々のエピソードが心のどこかに残って、いつか、自分の意志で、平和を伝える大人になっていってくださったら、嬉しいですね。そんな願いをこめた、被爆アオギリの種、ひと粒ひと粒です。

IMG_3577_R.JPG東広島市立中央図書館に来てくださった、みなさん!
ありがとうございました!