• Home
  • 聖樹巡礼
  • 宇宙樹の庭
  • こころの木
  • 木に咲く花の文様
  • 木の芸術家
  • 木の図書館

華蔵寺の宝珠松 Pine in Iwate

宝珠が連なる
富と豊穣の松かさ

s-IMG_402pine houju.jpg 一つの枝に松かさ(毬果)が数十個ひとかたまりでつくことから、〝宝珠〟が連なる松という名前がつきました。雄花と雌花のつく位置が一般のマツとは反対に着生する突然変異で、学術的にも貴重な松とされています。毎年すべての枝に発生するとは限らず、残念ながら訪れた時にはついていませんでした。
古来、松かさは富、子宝、豊穣のシンボル。表には現れなくても心身の豊かさをもたらす力を秘めています。華蔵寺は震災発生当時、避難所となっていました。空を目指して凛と立つマツの姿は、誇りをもって再び生きようとする人々の希望となっただろうと思います。

◎樹種/マツ(マツ科)
◎樹齢/約130年
◎樹高/約20m
◎幹周り/約2m
◎所在地/岩手県陸前高田市小友町字門前
(2011年9月現在)