大國魂神社の欅 Zelkova in Tokyo
幸せがいっぱい入る
福袋みたいなケヤキ
ケヤキ神社と呼びたいほど、すばらしいケヤキと数多く出会えるのが大國魂神社(おおくにたま・じんじゃ)です。ご神木は背が高く太く、ダイナミックで勇ましい姿が多いのが特徴です。圧巻は参道に連なるケヤキ並木。約150本のケヤキが南北500メートルにわたって立っています。ケヤキ並木の歴史は古く、源頼義・義家父子が前九年の役(1051~1062)の戦勝記念にケヤキの苗千本を奉植したのがきっかけとされています。現在のケヤキ並木の様子は徳川家康が二筋の馬場を寄進し、ケヤキの苗を植えたことから始まりました。休日ゆっくりと、大切な人と散歩したい通りです。
パワーが強いのは「ご神木」と名のつくケヤキばかりではありません。境内の裏手で偶然見つけた、根元に大きなコブがあるケヤキ。1メートルくらいの高さまでぷっくりふくらんで、まるで福袋を抱えたようなおめでたい大樹です。ひと目で気に入って、福袋に両手で抱きつき、欲しいものを次々思い浮かべました。ちょっとわかりづらい場所にありますが、願い事がたくさんある人はぜひ探してみてください。
◎樹種/ケヤキ(ニレ科)
◎樹齢/不明
◎樹高/不明
◎幹周り/不明
◎所在地/東京都府中市宮町3―1 大國魂神社内(妙光寺の裏手から本殿に向かう途中にある)
(2010年5月現在)