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東昌寺のマルミガヤ Tomeya in Miyagi 

一本の幹が二本になった連理のカヤ
甘酸っぱい香りがいっぱいに広がっていました

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s-IMG_3423kaya tousyouji mi.jpg 境内への石段を登り、木の方へ歩いていく途中、つーんとした不思議な香りが漂ってきました。最初はこのカヤの木から放っているとは思いもしませんでした。でも、近づくと、ぐっと甘いような酸っぱいような匂いが強くなり、辺り一面が緑の香りでいっぱい。カヤの葉は若緑色が目に優しくて、草原の中に立つ木のようです。幹は南北にわかれ、二本が仲良さそうに寄り添った姿です。カヤの実は普通楕円形ですが、この木は丸い実をつけるため「マルミガヤ」と呼ばれています。伊達正宗が仙台城の鬼門除けに植えたと伝えられています。お墓参りの人々が木のそばを通り過ぎていきます。この木は、この土地に住む人たちの一生を見守る大樹なのでしょう。

◎樹種/マルミガヤ(イチイ科)
◎樹齢/約500年
◎樹高/約20m
◎幹周り/約6m
◎所在地/宮城県仙台市青葉区青葉町8-1 東昌寺
(2011年9月現在)