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八重垣神社の夫婦椿 Camellia in Shimane 

2本が1本でつながって、一心同体でのびていく
運命の人を導く、連理のツバキ

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DATA of TREE
▽樹種:ツバキ(ツバキ科・常緑高木)
▽学名:Camellia japonica 
▽樹齢:不明
▽樹高:不明
▽所在地:島根県松江市佐草町227 八重垣神社
▽花の見頃:3月下旬~4月上旬

【木の特徴】
別々の場所で生きていた男と女とが引き寄せられるように出会い、結ばれる......。その神秘を象徴するツバキが出雲にあります。「夫婦椿」「子宝椿」とも呼ばれる連理のツバキです。別々に芽を出し、成長した二本の幹が途中でくっついて一本になる神秘的なツバキ。八重垣神社の鳥居をくぐってすぐのところに立っています。樹皮がほんのりとピンク色をして、嬉しくて頬を染めたみたいで幸せそうです。
★この木を見るポイント⇒ 2本の幹が途中でくっついて、1本になって伸びていく。

【歴史を伝える】
この神社は八岐大蛇を退治したスサノオノミコトが稲田姫命と日本で初めて〝結婚〟という形を結んだことが始まり。境内のあちこちに、男女和合を象徴するような木の幹、樹皮の形、洞穴などがあります。そのそばには千羽鶴やお菓子のお供え、お賽銭があり、願いをかけた人々の思いが伝わってくるようです。

【ツバキの教え】
無理やり繋がろうと思わなくてもいい。ご縁があれば、時が経っても、人は結び合うものだから。

【この木に会いに行こう!】
JR「松江市」駅から、八重垣神社行きのバスで約25分、終点下車すぐ。出雲大社から向かうなら一畑電鉄「電鉄出雲市」駅からバスで約20分。

(2010年撮影)