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№15 善正寺のサルスベリ in Hiroshima

ヒロシマの街に咲いた、いのちの輝き
今も暑い夏、ピンク色の花を長く咲かせます
A-bomebed crape myrtle in HIROSHIMA

IMG_8223_R.JPG 【被爆樹 花めぐり】 
The flowers in the atomic bomb-scorched earth. Let us go to see the Atomic Bombed flowers!

▼爆心地からの距離:1,100/広島市中区寺町3-11
▼ミソハギ科・落葉小高木 
▼樹齢80~90年 樹高:4.8m 幹周り:0.62m

【木の特ちょう―幹にウロがある】
夏、濃いピンク色の花を咲かせるサルスベリ。花期が長く、約100日間も咲き続けることから、漢名「百日紅」と名づけられています。この美しい花が黒焦げの廃墟と化したヒロシマの街に咲いたとき、、どれほど力強く、輝きに満ちて、目に映ったことでしょうか。花のいのちの色は、人々に生きる力と希望をもたらしたと伝えられています。サルスベリは境内西側で被爆、1992(平成4)年、本堂の改築に伴い、現在の場所に移植されました。幹にはウロがあり、斜めに傾く姿が痛々しいですが、老木のため、徐々に傾いていったそうです。2016年8月撮影

【被爆を伝える】
原爆によって、当時の住職を失い、伽藍は全焼壊滅、御門徒の人々も四散して、寺は存亡の危機を迎えました。しかし、戦後、皆で復興に力を注ぎ、本堂や庫裡などの再建を遂げたそうです。ご住職の中山さんによると、一時、この木は枯れかかったことあるそうです。「だんだん弱り、もうだめかと思った年もあり、絵に残しておこうと、画家の入野忠芳先生に描いていただきました。しかし、その翌年の春には芽を出し、ほっと安心しました。今も毎年、夏になると、鮮やかなピンク色の花を咲かせてくれますよ」。

【この木に会いに行こう!】
原爆ドームから徒歩20~30分。広島電鉄電車「別院前」駅で下車、徒歩3分

≪DATA of A-Bombed Trees≫
Crape myrtle/Zenseiji-temple 
1,100m from the hypocenter
botanical name:Lagerstroemia indica
age:80~90 years old
height:4.8m
surroundings:0.62m
address:3-11 Tera-machi Naka-ku,Hiroshima city

This tree survived the atomic bombing of Hiroshima, about 1,100m from the hypocenter.  But every years,the crape myrtle blooms in summer. Aug,2016 shooting.

★Let's go to see this tree !
20-30minutes walk from the A-bomb Dome. There is this tree in the Zenseiji-temple.

IMG_8208_R.JPG