№6白神社平和大通りのクロガネモチ in Hiroshima
樹皮のなかに、泣いた顔が見えませんか?
愛宕池の跡に立つクロガネモチ
A-bomebed Kurogane hollys in HIROSHIMA
【 木の顔をさがして 】Looking for the face in the A-bombed Trees!
▼爆心地からの距離:530m/広島市中区小町3
▼モチノキ科・常緑高木
▼樹齢不明 樹高:8~9m 幹周り:約1.3mの4本
【木の特ちょう―骸骨の目から涙が・・・】
原爆によって、幹や枝など地上部分はすべて消失しました。大地から芽を吹き返したため、被爆した木の特徴である「洞(うろ)」や「ヤケドのあと」は見当たりません。しかし、樹皮には、顔に似たような傷、のたうつような幹肌が刻まれています。このクロガネモチの樹皮、黒い目から涙が流れているように見えませんか?(前回の投稿写真)木は、無言で、原爆の恐ろしさを訴えているかのようです。2008年8月撮影
【被爆を伝える】
白神社(しらかみしゃ)の前、1601(慶長6)年に建立された国泰寺境内の愛宕池跡。かつてこの辺りは海岸線に位置し、岩礁を利用して造られた庭園でした。緑豊かな鎮守の森が広がっていましたが、原爆投下によって、辺り一面が焼け野原になりました。大地から芽を吹き返したのは12本です。この木のほか、カキ、センダン、ムクノキ。
【この木に会いに行こう!】
原爆ドームから徒歩約10分。白神社を過ぎ、ANAクラウンプラザホテル広島のちょうど前、平和大通りに面した場所に小さな公園のようになっているのが「愛宕池」跡。池を取り囲むように4本のクロガネモチが立っています。
≪DATA of A-Bombed Trees≫
Kurogane holly/The Peace Boulevard near Shirakamisha Shrine
530m from the hypocenter
botanical name:Ilex rotunda
age:over 70 years old
height:8~9 m
surroundings:1.3m
address:3 Ko-machi Naka-ku,Hiroshima city
This tree survived the atomic bombing of Hiroshima, about 530m from the hypocenter. The bark of this tree looks crying face.
★Let's go and see this tree !
10minute walk from the A-bomb Dome. There is this tree near the Shirakamisha Shrine. 4 kurogane holly are standing in the Atago-ike pond. There are other A-bombed trees, including a persimmon, a bead tree and muku trees. Aug,2008 Shooting