№11広島城跡のクロガネモチ in Hiroshima
広島大本営跡で生きのびた3本
秋には真っ赤な実をつける美しい木です
A-bombed Kurogane-holly in HIROSHIMA
▼爆心地からの距離:910m
▼所在地:広島市中区基町21 広島城跡
▼モチノキ科・常緑高木
▼樹齢100年以上
▼樹高:10メートル/幹周り:2.75メートル
樹高:6メートル/幹周り:1.85メートル
樹高:8メートル/幹周り:1.6メートル
【木の特ちょう―幹にコブがある】
優しいベージュ色の樹皮に苔むした緑が美しい被爆樹木。幹には乳房のようなこぶがあり、原爆により枝が折れた傷痕が盛り上がったものとされています。秋には真っ赤な実をつけて、とても美しい木です。2015年4月撮影
【被爆を伝える】
広島大本営は1894(明治27)年、日清戦争の作戦指揮のため設置された後、戦前は国の史跡(旧史跡)として一般公開されていました。建物は洋風建築の木造二階建てで、その前庭にある車回しの植え込みにクロガネモチが数本植えられていたと伝えられています。原爆によって、大本営の建物は全壊し、今も台座が残るだけとなっています。しかし、そのすぐそばで、被爆を乗り越え、新しい芽を出したクロガネモチが根を張り、生き生きと緑を輝かせています。
【この木に会いに行こう!】
広島電鉄「紙屋町西」で下車、徒歩約15分。広島城二の丸跡の「被爆ユーカリ」と「被爆マルバヤナギ」の前を過ぎ、広島城跡への石段を上った先、礫石だけとなった広島大本営跡に3本のクロガネモチが並んでいます。
≪DATA of A-Bombed Trees≫
Yoshino cherry/The Hiroshima City Hall
1,050m from the hypocenter
botanical name:Cerasus x yedoensis 'Somei-yoshino'
Age:over 70 years old
height:? m
Surroundings:? m
Address:1-6-24 Kokutaiji-cho Naka-ku,Hiroshima city
This tree survived the atomic bombing of Hiroshima, about 910m from the hypocenter.