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8 被爆樹木・浦上第一病院のタイサンボク in ナガサキ(Aランク)

幹に熱線で焦げた痕を残しながら 
毎年初夏になると、白い大輪の花を咲かせます
A-bomebed Magnolia in NAGASAKI

2023タイサンボク花_MG_4630-1.jpg ▼爆心地からの距離:1,400メートル 
▼モクレン科・常緑高木
▼樹齢:75年以上
▼樹高:約16m/胸高約1.5m
▼所在地:長崎市小峰町9-20 聖フランシスコ病院敷地内
▼Aランク(※) 



【木の特徴―焦げた痕】
爆心地側の幹の中央が焦げ、タテ2メートルの線状になっています。この傷は熱線のためと考えられています。毎年、白い花を咲かせています。

【被爆を伝える ―浦上第一病院】
爆心地から北東へ約1.4キロの小高い丘の上に立つ浦上第一病院(現・聖フランシスコ病院)。戦前は赤いレンガの鉄筋コンクリート3階建てでした。爆風により建物は大破し、そのあと起きた火災で内部も焼けて外郭だけになりました。病院の再建が始まると、木造の仮診療所や宿舎が建っていくのをタイサンボクは見ていたでしょうか。現在ある病院本館の建築のとき、伐採も検討されましたが、職員から「被爆の生き証人を残そう」という声があがり、タイサンボクは伐られることなく、被爆したときと同じこの地で生き続けています。

【この木に会いに行こう!】
県営バス「本原」経由で「フランシスコ病院前」下車、徒歩1分。聖フランシスコ病院の裏手、駐車場に立っています。花の見頃は5月。

※解説:Aランクの被爆樹木とは?
原爆の熱線、爆風及び放射線により破壊、または著しく影響を受け、原爆のすさまじさを感じさせる<こん跡>のあるもの、著しいこん跡は認められないが、当時の社会的状況をとくに強く示唆するもの。(「長崎市被爆建造物等の取り扱い基準」保存対象のランク付けの基準より抜粋)
2023タイサンボク帽子をかぶった蕾?_MG_4623-1.jpg
≪DATA of A-Bombed Trees≫
Evergreen magnolia/The Urakami First Hospital(The St. Francisco Hospital1)
About 1400m from the hypocenter
botanical name:Magnolia grandiflora
age: ? years old
height:? m.
surroundings:?m
address:9-20 Komine-cho Nagasaki city
This tree survived the atomic bombing of Nagasaki, about 1400m from the hypocenter. The tree is standing in the St. Francisco Hospital. June,2017 Shooting  

★Let's go to see this tree !
About 1 minute walk from bus stop" the front of the St. Francisco Hospital"20230629タイサンボク全体_MG_4610.jpg2023タイサンボク蕾_MG_4616-1.jpg

 

12 被爆樹木・若竹町森田隆宅の柿の木 in ナガサキ(Aランク)

根元に大きな傷を残して、秋には実をつけます 
個人宅の門の前に立っています   
A-bomebed Persimmon in NAGASAKI

IMG_3211_R.JPG ▼爆心地からの距離:2,300メートル
▼カキノキ科・落葉高木
▼樹齢:70年以上
▼樹高:5m/幹周り:2.2m
▼所在地:長崎市若竹町 個人宅の玄関前
▼Aランク

【木の特徴―根元に傷】
長崎市登録「被爆樹木」には個人宅の木も多く含まれています。ここが広島市との違いですね。広島で登録が認められるのは寺社・仏閣や学校など公の場に立つ木です。森田さんの柿の木は、根元に大きな傷あとがあることが特徴です。ウロに痛々しい治療のあとがあります。森田さんの話では「もっと大きい木だった。原爆と虫食いで小さくなった」という。現在でも葉はよく繁るが、柿の実はなっても落ちるのが早いそうです。
※参考文献:『長崎被爆50周年事業 被爆建造物の記録 植物』(長崎市)

【この木に会いに行こう!】
JR長崎駅から路面電車「赤迫(あかさこ)」行で、終点下車。徒歩10分。

【解説】Aランク:原爆の熱線、爆風及び放射線により破壊、または著しく影響を受け、原爆のすさまじさを感じさせる<こん跡>のあるもの、著しいこん跡は認められないが、当時の社会的状況をとくに強く示唆するもの。(「長崎市被爆建造物等の取り扱い基準」保存対象のランク付けの基準より抜粋)

≪DATA of A-Bombed Trees≫
The Japanese Persimmon/Mr. Morita's tree 2300m from the hypocenter
botanical name:Diospyros kaki
age: 70 years old
height:? m.
surroundings:?m
address:Wakatake-cho,Nagasaki city/
This tree survived the atomic bombing of Nagasaki, about 2300m from the hypocenter. The tree is standing in front of entrance in the Morita's house.June,2017 Shooting
 
★Let's go to see this tree !
10 minutes walk from the Akasako station.

14 被爆樹木・城山国民学校の双子クス in ナガサキ(Bランク)

原爆投下後、幹から出た2本の芽が育ち、 
二股に分かれて立つ、ふたごのクスノキ   
A-bomebed Campher tree in NAGASAKI


IMG_2968_R (2).JPG 「城山国民学校の双子クス」
▼爆心地からの距離:500メートル
▼クスノキ科・落葉高木
▼樹齢不明 樹高:?m. 幹周り:?m
▼所在地:長崎市城山町23-1
▼Aランク 
 
【木の特徴―2本の株立ち】
爆心地からわずか500メートルに位置する城山小学校の平和坂入口に立つ被爆樹木です。原爆で朽ち果てたと思われた木の両脇から、2本の小さな芽が出てきて、それがここまで大きく成長しました。根元は雑草で覆われていますが、よく見ると、根元から幹が二股に分かれ、伸びています。この姿から、子どもたちに「ふたごくず」と呼ばれ、親しまれています。

【被爆を伝える 一城山平和祈念館】
1945年8月9日は11時2分、原子爆弾が炸裂(さくれつ)。城山国民学校は壊滅しました。1400余名の児童、28名の教職員が亡くなりました。敷地内にある木々はなぎ倒され、焼け野原になりました。被爆後も教室として使われていた校舎を被爆遺構として1999年2月に改築。現在は、被爆時の遺物などを展示する資料館になっています。

【この木に会いに行こう!】
路面電車で「松山」電停前で下車。徒歩10分。

【解説】Aランク:原爆の熱線、爆風及び放射線により破壊、または著しく影響を受け、原爆のすさまじさを感じさせる<こん跡>のあるもの、著しいこん跡は認められないが、当時の社会的状況をとくに強く示唆するもの。(「長崎市被爆建造物等の取り扱い基準」保存対象のランク付けの基準より抜粋)

≪DATA of A-Bombed Trees≫
Campher tree/The Shiroyama Elementary School 500m from the hypocenter
botanical name:Cinnamomum camphora
age: ? years old
height:? m.
surroundings:?m
address:Nagasaki city
This tree survived the atomic bombing of Nagasaki, about 500m from the hypocenter. The tree is standing in the Shiroyama Elementary School. There are other A-bombed trees, including a Japanese Prickly Ash. June,2017 Shooting
 
★Let's go to see this tree !
10 minute walk from the Matsuyama station.


17 被爆樹木・淵(ふち)神社のクスノキ in ナガサキ(Bランク)

福山雅治さんの「桜坂」が流れる神社 
爆心地のほうへ傾いて立っています   
A-bomebed Campher tree in NAGASAKI

IMG_3011_R.JPG ▼爆心地からの距離:1,700メートル
▼クスノキ科・落葉高木
▼樹齢不明
▼樹高:?m/幹周り:?m
▼所在地:長崎市渕町8-1 淵神社境内
▼Bランク

【木の特徴―幹の傾斜】
被爆樹木にはいくつかの特徴がありますが、<幹が爆心地のほうへ傾いている>ことも、その1つ。2015年、広島の研究チームが調査に訪れ、このクスノキも幹が爆心地のほうへ傾いていることがわかりました。広島市登録の被爆樹木56本(移植されていない木)で調査し、2014(平成26)年、論文発表したチームによるものです。傾く理由として、爆心地側とその反対側とでは生長の度合いが異なるため。被爆した側は傷つき、生長が遅い一方で、反対側は枝や根の生育がよかったり、幹が肥大する傾向にあります。その影響で、被爆した側が押されて、長い歳月を経るうちに、幹が徐々に曲がっていったのではないかとされています。
※参考文献:論文「広島市における被爆樹木が爆心地との位置関係において示す樹形異常」(大脇なぎさ、鈴木雅和、堀口力著 平成26年度日本造園学会全国大会研究発表論文集32)

【被爆を伝える ―山も被爆】
約400年前、宝珠山万福寺の鎮守社として弁財天が祀られたことを起源とする渕神社。1945年8月9日11時2分、原爆により本殿が倒壊。1960年に再建されました。このクスノキは幹を残し、被爆。山も被爆しましたが、除染も何もされず、人為的な手の入らない状態で、現在の緑繁る山を取り戻しています。この神社は、幕末から明治を生きた実業家、岩崎弥太郎(1835-1885)が、創業した会社、三菱の安全祈願を毎年行ったと伝えられています。また、福山雅治さんが通った幼稚園があり、境内には「桜坂」の曲が流れています。この神社の「福守り」は福山さんファン必携とか。

【この木に会いに行こう!】
神社は稲佐山のふもとにあり、長崎ロープウェー渕神社駅に隣接。長崎駅から3番、4番系統に乗車、「ロープウェイ前」下車、徒歩2分。または、路面電車「茂里町」電停下車、徒歩約15分。

【解説】Bランク:原爆により何らかの影響を受け、<こん跡>が認められるもの、または、こn跡は認められないが、当時の社会的状況をとくに強く示唆するもの。(「長崎市被爆建造物等の取り扱い基準」保存対象のランク付けの基準より抜粋)

≪DATA of A-Bombed Trees≫
The Camphor tree/The Fuchi-jinja shrine 1700m from the hypocenter
botanical name:Cinnamomum camphora
age: ? years old
height:? m.
surroundings:?m
address:Nagasaki city
This tree survived the atomic bombing of Nagasaki, about 1700m from the hypocenter. The tree is standing in The Fuchi-jinja shrine. June,2017 Shooting
 
★Let's go to see this tree !
15 minutes walk from the Morimachi station.


19 被爆樹木・福済寺のソテツ in ナガサキ(Bランク)

原爆が投下され、2日間燃え続けたお寺です 
何事もなかったように、ソテツはぐんぐん伸びています   
A-bomebed Sago Palm in NAGASAKI


IMG_2989_R.JPG
▼爆心地からの距離:2,400メートル 
▼ソテツ科・常緑高木
▼樹齢不明 樹高:?m. 幹周り:?m
▼所在地:長崎市筑後町2-56 
▼Bランク

【木の特徴―無言のまま立つ】
被爆を受けたとは思えないほど、生き生きと、元気に伸びるソテツ。この木について、「当時のことは何もわからないんです」とご住職のMさん。6月、広島市の担当者が調査に来るまで、この木が被爆樹木だということもご存じなかったそう。「物心ついたときには、今くらいの大きさに育っていました」と。原爆の傷あとも見当たらない。何事もなかったように立つソテツである。

【被爆を伝える―2日間燃え続けたお寺】
福済寺は寛永5年(1628)の創建。中国文化を語る長崎の代表的な文化財でした。しかし1945年8月9日11時2分、原爆投下により、大雄宝殿(本堂)、鐘鼓楼、山門、宝物一切がことごとく焼失しました。火災が起きたのは午後からだったと想定されており、2日間燃え続け、長崎市内で最後まで燃えていたと伝えられています。現在では原爆被災者と戦没者の冥福を祈って建てられた「万国霊廟長崎観音」と神亀が街を見下ろしています。興福寺、聖福寺、崇福寺の「三福寺」と併せて「長崎四福寺」と呼ばれる黄檗宗の由緒あるお寺です。

【この木に会いに行こう!】
JR長崎駅から徒歩約10分。 

【解説】Bランク:原爆により何らかの影響を受け、<こん跡>が認められるもの、または、こn跡は認められないが、当時の社会的状況をとくに強く示唆するもの。(「長崎市被爆建造物等の取り扱い基準」保存対象のランク付けの基準より抜粋)

78CFBFBB-1027-45D6-A325-9F5D7B07E27A_R.JPG ≪DATA of A-Bombed Trees≫
The Japanese Sago Palm/Fukusai-ji Temple 2400m from the hypocenter
botanical name:Japanese Sago Palm
age: 70 years old over
height:? m.
surroundings:?m
address:Chikgo-machi Nagasaki city
This tree survived the atomic bombing of Nagasaki, about 2400m from the hypocenter. June,2017 Shooting
 
★Let's go to see this tree ! 
About 10 minute walk from the Nagasaki station.
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