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善養寺の影向の松  Pine in Tokyo

境内を覆いつくし
復活力を授ける霊木

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 冬の間も緑をたたえ、凛と立つ松は西欧でも東洋でも吉祥の木。わが国では「常盤木(ときわぎ)」と呼ばれ、長寿、富、祝福の象徴です。
 この松の名前「影向(ようごう)」とは神が降臨し、そこに影を移す、つまり姿を現すことです。古来、松の周りには霊験が集中するといわれますが、この松はまさに神が宿る木だと感じます。
 一本の幹から四方八方へと枝を伸ばし、じつに東西に30メートル、南北に28メートル、広さは約900平方メートルにも及ぶのです。高台から見下ろすと、境内を覆い尽くすように松葉が広がり圧倒されます。まぶしい緑です。一時は枝の先まで黒くなり、死にかけたことがあるというのが嘘のようです。吉運と復活の力、ともにもった松です。

◎樹種/マツ(マツ科)
◎樹齢/約600年
◎樹高/3m
◎幹周り/4.5m
◎所在地/東京都江戸川区東小岩2-24-2 善養寺内
(2010年9月現在)

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